今川さんが内心ちょっと苦手としている義理のお父さん登場。
ビーム左文字を贈ってくれたのもこの人です。
武田信虎(たけだ のぶとら)
定恵院の父上で、お隣の国・甲斐の元国主。虎そのもの。
史実の武田信虎は甲斐国主で、義元の正室・定恵院と武田晴信(信玄)の父です。
今川氏とは長い間戦を繰り返してきましたが、
義元の家督相続をきっかけに和解し、娘の定恵院を輿入れさせて同盟を結びました。
しかし一方、専横的な支配は嫡男の晴信(信玄)との軋轢を生みます。
1541年、定恵院に会いに駿河を訪ねた帰り突如駿河と甲斐の国境を封鎖され、
信虎は駿河を出ることが出来なくなります。
その間に信玄が家督を継ぎ、クーデターが成功しました。
この信虎の追放は信玄と義元が結託して行ったとの説もあります。
老獪な信虎よりも若い信玄のほうが、義元にとっては与し易い相手だったのでしょうか。
この人、拾ったら拾ったで大変な気がしますが…。
追放後の信虎は信玄から金品の仕送りを受け、
今川の庇護のもと隠居生活を送ることになりますが
桶狭間で義元が討たれた後は各地を転々とし、
信玄死後の1574年に81歳で亡くなります。
長生き。